診療科・部門のご案内
大隈病院では、医師や看護師を中心とした多職種によるチーム医療を推進し、疾病の早期発見と適切な治療、そして、リハビリテーションにて疾病にて低下したADLの向上を図ることで、皆さんの住み慣れたお家や施設での療養生活を支援します。
薬剤課
1.基本方針
入院中の患者様に安心して薬物治療を受けていただくため、
病院スタッフと連携を密にして、安全で質の高い医療を提供することを目指しています。
2.特色
人数の少ない部署ですが、迅速で的確な対応に努めています。
3.業務内容
調剤及び服薬業務、入院患者様の持参された薬の管理や、医薬品に関する情報の収集と各部署への情報提供等、薬に関する業務全般を担当しています。
リハビリテーション課
1.リハビリテーション課の基本方針
病院だけではなく、地域のリハビリテーションを支える。
職員が自己研磨に努め、患者さんにレベルの高いリハビリテーションを提供する。
明るく、健康であることに努め、楽しくやりがいのある職場を作る。
2.部署の特色
地域包括ケア病棟を有する当院のリハビリテーション課は、院内に加え院外との連携を密にしてリハビリテーションを提供、自宅退院を支援しています。職場には若い職員が多く在籍しており、活気ある職場です。
理学療法士14名、作業療法士4名、言語聴覚士4名体制、クラーク2名。
※呼吸療法認定士3名、心臓リハビリテーション指導士3名、介護支援専門員3名、在籍中。
・家屋評価等による情報収集にて退院後の生活場面に則したリハビリテーションの提供。
・地域ケアヘの貢献として、外来リハに加えて、通所リハ、訪問リハを行っています。
・退院後の社会性維持、離床機会を作るために、集団リハ・レクリエーション、入院患者さんに食事会の機会を提供しています。
新人教育にプリセプター制度の導入、各職種グループでのフォローバックアップを行っています。また、リハ課内勉強会や症例検討会も行っています。
ケガや病気などで身体に障がいのある人に、主としてその基本的動作(寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩く)などの回復を図るため、治療体操、その他の運動療法や、電気刺激、温熱などの物理的療法を行います。
これらを行うことで、自立した日常生活が行えるよう支援する医学的リハビリテーションであり、日常生活活動の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上を目指します。
作業療法は、その人が活き活きとした生活を送れるように、仕事・遊び・日常的な生活行為など様々な「作業」をとおして、心と体を元気にするリハビリテーションです。
その人その人に寄り添い、障がいと折り合いをつけながら、より良い今とこれからの生活づくりをお手伝いします。
脳卒中等によって脳にダメージを受けたり、加齢により言語などのコミュニケーションに必要な機能や、食べる機能に障がいをきたすことがあります。それらの問題を抱える患者さんに、各機能の改善を促進させる訓練、残存能力を利用した日常生活および、社会生活を営むための援助、心理ケアなど様々な側面からのリハビリを行っています。
当院リハビリスタッフによる訪問リハビリテーションを始めました。利用者の自宅に訪問し、心身の機能維持・回復、日常生活の自立を支援するために、理学療法、作業療法等のリハビリテーションを行います。また、介護する家族へのアドバイス、相談も行います。
通所リハビリテーションでは、ご利用者様は可能な限りご自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、身体機能・認知機能・生活機能の維持向上を目的としています。当院ではリハビリテーションに特化した短時間タイプ(1時間以上2時間未満)で、ご利用時間内に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による個別リハビリテーション、自主トレーニング、物理療法、机上課題、レクリエーションなどをおこなっています。
3.業務内容
地域の患者さんの機能向上、入院リハの継続、他院退院後のリハ継続等を行っています。
地域包括ケア病棟では、60日の在院中に多職種にてカンファレンスを実施、家屋評価も行いながら自宅退院を目指します。
(施設基準)
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
1時間以上2時間未満にて、リハビリテーションの提供を中心にレクリエーションも行っています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による個別リハビリテーション、自主トレーニング、物理療法、机上課題、レクリエーションなどを行っています。
退院後のリハ継続、地域の方の健康・生活維持向上のお手伝いを行っています。
臨床検査課
1.基本方針
「患者さんの診断に役立つ検査を迅速で正確におこなう」
2.特色
常に患者さんの状態を考え、有用な検査データの提供をおこなっています。
3.業務内容
患者さんから血液や尿などを採取して行う「検体検査」と、直接患者さんに接して検査を行う「生理機能検査」に分けられます。
採取した血液に含まれる血球の種類や数・電解質・糖・蛋白・脂質・酵素等の血液に含まれる量を測定し診断に役立て或いは抗原や抗体量も測定し感染症等の検査も行います。
また、輸血に関する検査(血液型・交差適合試験等)や尿・糞便等の成分の分析測定も行います。
患者さんに直に接する検査がこの生理機能検査になります。
心電図・動脈硬化指数測定・呼吸機能検査・超音波検査(腹部・心臓・血管・甲状腺・乳腺等)を行うことで、心筋梗塞、狭心症、あるいは各臓器の腫瘍(癌など)の有無を確認したりします。そして波形や画像を直接判断し診断に役立てています。
4.紹介
男性1名、女性2名で検査業務を行なっています。
上記にある多岐に渡る検査項目を可能な限り迅速に実施して、患者さんの為に役立てる様に努めています。
放射線課
1.基本方針
「熱意をもって」・「像に術者の真心を写せ」・「像に心あり、真実あり」
2.業務内容と特色
一般撮影をはじめ、X線透視検査、乳房X線撮影、CT検査の実施による疾患の診断や評価のほか、最近では、最新鋭の骨密度測定装置(写真)を導入し高齢者の骨粗鬆症診断のために稼動しています。
また、休日・夜間救急診療の緊急放射線検査の実施はもちろん、地域の診療所からの検査依頼にも迅速対応し、地域医療に貢献しています。
3.紹介
患者さんに対して、親切・丁寧な対応、安全で安心な検査を心がけています。また、病院理念である「病気を治すだけでなく、患者さんの心も癒す」を元に、単なる写真屋ではなく、患者さんと心を通わせる場でありたいと思っています。
栄養課
1.基本方針
「常に温かい心で、患者さんに喜んでいただける食事を提供する」
「向上心を忘れずに、新しいことをする努力をする」
2.特色
直営給食で運営しているため、患者さん一人ひとりにあわせた細かな食事提供が可能となっています。栄養士の人数が多いのも特徴の一つです。
3.業務内容
- 入院患者さんへの食事(普通食および治療食)の提供
- 職員食の提供
- 「くまちゃん弁当」の販売
- 栄養指導
- 特定保健指導
4.紹介
食事を楽しんでいただける取り組みの一環として、特別献立である「おおくま御膳」や行事食などに力を入れています。さらに入院中の患者さまだけでなく、地域住民の方の食事サポートとして「くまちゃん弁当」も販売しています。
入院や外来診療中、および、在宅療養中の患者さんに対して、疾患別の栄養指導を実施しており、患者さまの治療を栄養の面から援助していますので、食事や栄養に関するご相談は、お気軽にお声がけください。