病院と地域の皆さんをつなぐ『コミュニティホスピタル プラス』を目指して
我々医療機関は、今までの既成概念にとらわれずに、医療環境や社会環境の変化、そして、地域ニーズに合わせた役割を担う病院が求められます。
さて、みなさんは、「コミュニティホスピタル」と言う言葉をご存じでしょうか?
超高齢社会・多死社会を迎えた今、「地域包括ケア病床を有する地域の中小病院で、在宅療養を支援しながら総合診療を提供する病院」を言います。
すなわち、外来―入院―在宅の切れ目のない医療提供はもちろんのこと、予防医療やリハビリテーションなど地域の人々の様々な医療介護ニーズに対して、地域の皆さんを包括的&継続的に支えるヘルスケアの中心機能(ハブ)を有する地域密着型病院です。
大隈病院は、「コミュニティホスピタル」の機能を有する病院で、以前から、患者さんの日常生活の場は、病院ではなく地域のお住まいにあり、当院のスローガンとして、『我々は、病院と皆さんのお家をつなぐ架け橋でありたい。』を掲げてきました。
さらに、これからの当院は、「コミュニティホスピタル プラス」の概念を提唱したいと考えます。
プラスとは・・、つまり、「コミュニティホスピタル」機能を担うだけではなく、病気でない健康な時から医療介護の提供を超えて、全世代の地域住民が、医療介護などの相談の場、勉強会や催しの場、そして、憩いの場として気軽に集えるコミュニティ空間となりえる病院を実践したいと考えています。
これからも当院は、「地域の皆さんが、安心して利用できる病院へ、そして、愛される病院」を目指しますので、温かいご支援と激励をよろしくお願い申し上げます。
令和4年11月1日