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再生医療の取り組み

大隈病院では、足に疼痛を生じる末梢動脈疾患患者様に対する血管再生臨床研究を厚生労働省の「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」において審議承認の上、平成26年よりおこなってきました。その後、再生医療研究の審議体制が見直され、現在では厚生労働大臣の認定を受けた特定認定再生医療等委員会での審議が必要とされます。今回、新規の血管再生臨床研究計画が同委員会で承認を受けましたので血管再生治療を再開することとなりました。



足に痛みのある患者様へ

動脈の中でも主に手足に血液を届ける動脈は「末梢動脈」と言われます。この動脈の内側(内腔) にコレステロールがたまったりして血管の内部が狭くなることで血液の流れが悪くなり、手足に血行不良が起こり、しびれや痛み、悪化すると皮膚の一部に欠損(潰瘍)ができたり、ひどい場合には皮膚の組織や細胞が死んでしまう(壊死)こともあります。この疾患に対する治療として、種々の血管拡張薬等のクスリの投与やクスリだけでは治癒しない場合には、人工の血管等をもちいるバイパス手術や動脈の内腔を広げる為の器具(風船のような器具を用いるバルーンや金属や高分子の筒状の器具を用いるステント)を使用して動脈を広げることがあります。
以上の種々治療法がありますが、今回新たな治療として患者様の細胞を用いた再生医療を行う臨床研究を愛知県蒲郡市の株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングとともに計画しました。平成28年9月12日に蒲郡市民病院特定認定再生医療等委員会で本計画が承認されましたので血管再生臨床研究を開始いたします。血行の障害によって、足に疼痛が生じている患者様で、この再生医療ついて知りたい方はご連絡お願いいたします。臨床研究の概略は以下です。

問い合わせ先

<血管再生臨床研究計画について>
医療法人朗源会 大隈病院
副院長(整形外科部長) 大串 始
〒660-0814 兵庫県尼崎市杭瀬本町2丁目17-13
TEL 06-6481-1667、Fax 06-6481-4234

 

用語の解説

末梢動脈疾患(Peripheral Artery Disease : PAD)
手足の末梢動脈の内腔が狭くなり、あるいは詰まることにより、手足に血行障害が生じ、痛みや歩行障害さらに手足に皮膚の壊死が起こったりする病気です。

(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
愛知県蒲郡市にある再生医療を支援する企業でヒト細胞の培養を行う細胞培養加工施設があり、すでに再生医療等製品として自家培養表皮、自家培養軟骨の製品を有しています。

胞培養/細胞増殖
細胞を栄養素の含まれる液体のなかに37度で静置することで、1個の細胞が2個、さらに4個、8個------と増えます。この操作は、高度のクリーンな環境を維持できる(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの細胞培養加工施設でおこなわれます。

間葉系幹細胞
我々の体は種々の細胞で構成されていますが、この細胞の中で、増殖する能力高い細胞があり、“幹”細胞と呼ばれます。また、幹細胞は体のなかの種々の部分(例えば筋肉、肝臓、血管)を構成している細胞(筋肉細胞、肝細胞、血管細胞等)へ姿をかえる(分化と呼ばれます)能力をもっています。特に、下記に述べる骨髄には間葉系幹細胞と呼ばれる幹細胞が存在します。この幹細胞は増殖したのちに、体に移植することで血管細胞になり得ます。

骨髄
骨の内部に存在する柔らかい組織で、その中には赤血球をはじめ種々の細胞が存在します。また、間葉系幹細胞も少数ながら存在し、この幹細胞は少量の骨髄から「細胞培養」により増やすことが可能です。


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